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Yet Another AI — RPAは「推論エンジン」の夢を見るか #1

Yet Another AI — RPAは「推論エンジン」の夢を見るか (前半)

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■ 動画紹介

本動画は、Yet Another AI — RPAは「推論エンジン」の夢を見るか と題して、丸山不二夫氏が登壇します。

小論は、「Yet Another AI」 すなわち、「別のAI技術」についての筆者の考えをまとめたものである。端的に言えば、現在のAI技術の主流である「ディープ・ラーニング技術」以外の人工知能技術にも、技術者の目を向けさせることを目的としている。

あらかじめ断っておきたいのだが、筆者は、ディープ・ラーニング技術を否定するつもりはない。全くその反対である。ディープ・ラーニング技術は、画像認識・音声認識・自動運転等々で、画期的な成果を挙げてきた。その技術は、未来の人工知能技術を底辺で支えるだろうし、それに必要なノウハウは、IT技術者にとって必須の「常識」になるだろうと考えている。

小論で筆者が問題にしているのは、「人工知能技術=ディープ・ラーニング技術」という「同一視」であり、かつその上に形成された「人工知能技術=ディープ・ラーニング技術」で「なんでもできる」という「万能論」である。

小論の第一部「「AI=ディープ・ラーニング」論の現在」では、最近一部で関心を集めているRPAを取り上げ、その技術とディープ・ラーニング技術の接点を紹介しようと思う。両者は接点を持たないという立場から、両者を真剣に結びつけようというものまで、スペクトルは様々である。

興味深いのは、こうした事例を通じてわかることは、ディープ・ラーニング万能論は影をひそめ、ディープ・ラーニングに対する「現実主義的」な評価が台頭してきていることであるように思う。

小論の問題意識の一つは、第三部以下で展開されるように「機械による論理的・数学的推論は可能か?」と言うものなのだが、第一部では、ディープ・ラーニング技術でこうした課題を解くことに挑戦した、GoogleのDeep Mindの試みを、少し詳しく紹介しようと思う。

人工知能技術が、究極的には人間の知能の機械による代替を目指す技術であるなら、我々はまず、人間の知能がどのような特徴を持つものであるのかをよく知らなければならない。そのためには、人間の知能が辿った道を振り返るのが有効である。

小論の第二部「複数の人工知能技術」では、歴史的に形成された人間の知能の階層構造に対応する人工知能技術の四つのタイプを提案している。それぞれの人口知能技術は、知能のある能力の一面をカバーするのだが、一つの人工知能技術が、人間の知能を全てカバーすることはないと筆者は考えている。

多分、問題はその先にある。こうした技術が成熟すると、我々は「考える機械」を構成できるのだろうか? 筆者は、直観的には、まだ、何かが欠けていると感じている。そのあたりの問題を 「8/1 丸山x山賀対談「科学と虚構の未来を語る」」で話せればと思う。

■ コンテンツ一覧

視聴条件:コンテンツ一覧の動画はご購入することで全て視聴できます。


■講師・スピーカー紹介

丸山 不二夫
東京大学教育学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。稚内北星学園大学学長、早稲田大学大学院情報生産システム研究科客員教授等を歴任。オープンソースのコミュニティ活動に積極的に参加。日本Javaユーザー会名誉会長。日本Androidの会名誉会長。クラウド研究会代表。 近年では、日本のIT業界がグローバルな技術イノベーションの一翼を担うことを目標に、連続講演会「マルレク」を主宰し、クラウドコンピューティングや人工知能などの技術について講演を行っている。

丸山事務所(マルレク):  http://www.digital-life365.com/
日本Androidの会:   https://www.android-group.jp/
過去の講演資料:    https://goo.gl/XM5YsT

2016 年9月更新

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